2011年7月〜2012年6月
ecogallery /ecobeing.org 連載
朝起きて、外が晴れているのと雨が降っているのとでは、その日の気分が違ってくるだろう。
でもどちらがいい天気か、それは一概に言えない。雨音に気分が沈むこともあれば心地よく安らげるときもある。
自然現象の一場面が、それを受け取る人の状況や調子によって各々の天気になる。
写真もまさにそんな存在だ。日常の中に、キラっと光るサインを感じることがある。
目の前にあるのは別に決定的瞬間でも何でもない、漠然として静かな光景だ。しかし何かを孕んでいることがわかる。呼ばれるままにそちらを向いて撮影すると、フィルムには何かが移し取られ、息づいて、私に話し始める。(序文より /2023年11月加筆修正)
「東京」をテーマに写真を撮り、ウェブサイト上のギャラリーに毎月1点ずつ公開していくという連載。
学生時代は家の近所ばかり撮っていたが、働き始めるとほとんどの時間を地元の外で過ごすようになった。居場所に対する意識が変化し、固定的なものではなく、自分がいまいる場所=目を向ける対象と考えるようになった。その浮遊感覚に「東京」が重なっている。この連載が 東京画 TOKYO-GA への参加に繋がっていった。